すぽさん投資ぶろぐ

「成長、ビジネスモデル、割安」を軸にした中長期投資ブログ


邱永漢さんのご逝去にあたり

邱永漢さんが2012年5月16日に永眠されました。
HPでは直前まで冴えたコラムを書きづけており、未だに信じられない思いです。
邱さんには世の中の見方・生きる上で大切な考え方を教えて頂きました。
これからお話を伺えないのは残念ですが、これまでの教えをしっかり心に刻んで日々精進したいと思います。
本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りします。

JRの品川-横浜間の料金(地理的独占の例)

JRの「品川-横浜」間は、特別料金で本来より安くなっていることを知っていますか。

  • 京急(品川-横浜) 290円
  • JR(品川-横浜) 280円(本来のルールなら380円)

通常、電車業界は地理的に競合する(2社以上でA地点からB地点に行ける)ことはあまりありません。線路を引くという壮大な投資をするわけですから、同じ区間にならないよう線路を引くのが普通です。
ただ、首都圏地区など地理的に密集しているところでは一部区間で競合することがたまにあります。「品川-横浜」間は、JRでも京急でも行けるためJRは京急に引っ張られて特別割引をしているのです。

たかが100円ではもちろんありません。JRは京急さえいなければ380円にしていたのです。仮にJRが「横浜-品川」間しか運営しておらず営業利益が5%だったとすれば、266円が経費(原価、R&D、SGA)営業利益が14円ですが、これが仮に380円で売ることが出来れば営業利益は114円つまり30%になるのです。

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値段のちょっとした変化は、お客さん側には大きな影響はありませんが、企業側には多大な影響があるのです。もし、机上の空論だと思ってしまう人がいたら、もう少し想像してみてください。京急がなくJRが380円で売っていたとして、あなたは移動をためらうでしょうか、一体どれぐらい乗客数に影響はあるでしょうか、原価にはどんな影響があるでしょうか。
競争が無いときには、世の中のイメージを超えた莫大な利益が生まれるのです。

参考:
なぜビジネスモデルを重視するのか①
なぜビジネスモデルを重視するのか②

ちなみに、投資という視点でいうと、JR東日本は、ビジネスモデル面は良いですが、成長面、割安面を踏まえるとあまり魅力的ではありません。
もちろん、莫大な投資が必要な上にA地点-B地点が同じ場所になる最悪の業界である「航空業界」より遥かにマシです。

毎月分配型投資信託は、詐欺のようなもの

橘玲さんのblogで我が意を得たりと思うエントリがありました。
→ 毎月分配型投信の不都合な真実

相変わらず人気の毎月分配型投資信託ですが、どんな仕組みで分配金が支払われているのかわからずに購入する人が後を絶ちません。Q&A風に説明します。

年間18%も分配金が支払われる。金利が低いこの時代にありがたい。
→大間違い。分配金は投資信託を取り崩して支払うだけなので金利とは全く無関係です。例えば100万円分投資信託を購入して、18万円が分配金で支払われる場合は、単純に投資信託の価格は82万円に下がります。ただ投資信託も一応運用をしていますので、仮に3%の運用に成功して1.5%の信託報酬があった場合は、1年で1.5%分増え83.5万円になります。
つまり、あなたの100万円のうち、1.5万円は投資信託側に抜き取られ、1.5万円はあなたの取り分となったが、あなたはお金に困っていたらしく18万円も下ろしてしまった。というのが実像になります。

投資信託の基準価格がだいぶ下がってきた。これ以上下がるとは思えないので買い時。
→大間違い。上で書いたように毎月分配型投資信託の基準価格下落は「取り崩したから」下がっただけです。100万円が83.5万円になったから、10000→8350に下がったのです。基準価格が下がることとオススメ度は関係ありません。毎月分配型なら今後も分配した分だけきっちり下落し続けていきます。

海外リート、レアルなんかはお勧めだよね
→別に・・。運用成績は「ダイワ・グローバルREIT・オープン」が-0.1%、「米国ハイ・イールド レアルコース」は-0.4%でした。ちなみに分配金はそれぞれ14.3%、21.7%でしたので勘違いしている人はいるかもしれません。

というわけで、勘違いして毎月分配型投資信託を買う投資家が一人でも減ることを願ってエントリします。

参考:カモられる投資家がしている、大きな勘違い

おすすめ国内株4銘柄の損益(2012年4月)

おすすめ国内株4銘柄の成績です。

コード 銘柄名 現在値
(12/4/30)
平均取得
単価
損益率
2492 インフォマート(4.5) 161,500 126,609 27.6%
3644 1stHD(4.5) 561 520 7.9%
4689 ヤフー(4.0) 24,010 24,374 -1.5%
4751 サイバーエージェント(2.5) 245,800 66,667 268.7%
7844 マーベラスAQI(4.0) 16,000 13,352 19.8%
加重平均(5銘柄) 64.5%
加重平均(4751除く) 13.4%

2011/11/26
参考 日経平均

9,250.89

8160.01 13.4%

日経平均と並びました。4銘柄とも業績・戦略面での良いニュースがありましたが、まだまだ株価には反映されていません。1年ぐらい待てば日経平均には負けない成績になりそうです。

※2011年11月26日からブログに成績をアップしており、ちょうどその時サイバーエージェントを除く4銘柄の損益がゼロぐらいだったので、そこからよーいドンのつもりで比較していきます。

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おすすめ国内株4銘柄の損益(2012年3月)

おすすめ国内株4銘柄の成績です。

コード 銘柄名 現在値
(12/3/31)
平均取得
単価
損益率
2492 インフォM 156,000 126,609 23.2%
3644 1stHD 550 520 5.8%
4689 ヤフー 26,780 24,374 9.9%
4751 サイバーエージェント 216,000 66,667 224.0%
7844 マーベラスAQI 16,270 13,352 21.9%
加重平均(5銘柄) 56.9%
加重平均(4751除く) 15.2%

2011/11/26
参考 日経平均 10,083.56 8160.01 23.6%

市場が安定してきたことにより日経平均が上がっています。4銘柄もまあまあでしたが、残念ながらまだ追いつきません。4銘柄のうち1、2個がブレイクするのを待っている状況です。

※2011年11月26日からブログに成績をアップしており、ちょうどその時損益がゼロぐらいだったので、そこからよーいドンのつもりで比較していきます。

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為替について:「弱い日本の強い円」

為替はあまり得意ではありませんでしたがこの本のおかげでかなり理解が進みました。オススメです。

詳しい内容はぜひ本を読んで欲しいのですが、ポイントを絞ると以下のような内容です。

  • 為替を決めるのは「国力」といった抽象的なものでは全くないし、短中期的(1~10年ぐらい)には「価値(購買力平価)」でもない。短中期的な為替を決めているのは「フロー(売買量)」、長期的(20年ぐらい)には「価値(購買力平価)」
  • 「フロー」に影響があるのは、短期的には投機的な売買だが、中期的には貿易収支。例えば、貿易黒字の国は、継続的に外貨が流入する「フロー」があるということなので、通貨高になる。日本は貿易黒字のため、中期的に円高になるのはごく当たり前の現象。
  • 2008年頃までの継続的な円安は日本円の金利が低いことによるキャリートレードの動きのせい。投機的な売買による円安のため、信用収縮時にはその巻き戻しが起きる(急激な円高)

表にすると以下のような関係になります。

  短期 中期 長期
~1年 3~10年 10~20年
フロー 価値 価値
為替 フロー フロー 価値

私がこの本を読んであらためて思ったのは「株」と「お金」は違うということことです。

お金は基本的に「使う」ために手に入れるものです。例えば日本企業であれば外国でのビジネスで手に入れた外貨を社員の給料や仕入先に支払うために「日本円」にしようとします。この時、為替レートが少しぐらい不利だろうとあまり気にはしません。なぜなら企業は必要に迫られて、つまり「使うため」に「日本円」を買っているからです。
一方、株を「使う」ために手に入れる人はいません。株を買う人はみんな「保存」しています。株式市場は「ある価値を持った品物」について、いくらが妥当なのか毎日市場で品評会を行なっているだけで、値段も気にせずに必要に迫られて株を買う人はいません。
つまり、株式市場は高ければ買わず、安ければ買うという単純な原理で動いているので中期的に「価値」に収斂しますが、為替市場の場合は、メジャープレーヤーが「値段に関係なく買う」という行動原理を持っていて継続的なフローを生み出し続けるため、中期的にもフローなのです。

株式の常識で為替を考えていた私にとって、とても刺激になりました。

おすすめ国内株4銘柄の損益(2012年2月)

お勧め国内株4銘柄の成績です。

コード 銘柄名 現在値
(12/2/29)
平均取得
単価
損益率
2492 インフォM 152,800 126,609 20.79%
3644 1stHD 503 520 -3.3%
4689 ヤフー 25,700 24,374 5.4%
4751 サイバーエージェント 233,100 66,667 249.6%
7844 マーベラス 15,760 13,352 18.0%
加重平均(5銘柄) 58.1%
加重平均(4751除く) 10.2%

2011/11/26
参考 日経平均 9,723.24 8160.01 19.2%

今月は日経平均が久しぶりに大幅上昇した月で、まだ日経平均に抜かれたままです。※2011年11月26日からブログに成績をアップしており、ちょうどその時損益がゼロぐらいだったので、そこからよーいドンのつもりで比較していきます。

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アラフォー男です。中長期投資をしたいと思える人を増やすという野望をもとにブログを書きます。
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