すぽさん投資ぶろぐ

「成長、ビジネスモデル、割安」を軸にした中長期投資ブログ


06.ビジネスモデル②:プラットフォーム型

二つ目のビジネスモデルは、プラットフォーム型です。
Webとの相性がいいので最近色々なところで耳にするようになりましたが、古くからあるビジネスモデルです。

過去の例で言うとベータとVHSの戦争が有名です。

ビデオカセットのベータとVHS、機能はベータのほうが上だと言われていましたが、ユーザー数がVHS優勢になると次第にレンタルビデオでもVHSしか扱わなくなり結局VHSの独り勝ちとなりました。ビデオカセットはその単独の機能よりも「やり取りできる人数」が最大価値だったのです。
そしてこのモデルの特徴的なところは、一度参加者に差が付き始めると、更なる参加者を呼び込み、それが更に価値を高めるというループに入り、最終的には1社独占状態になってしまうというところです。
そして独占状態になると価格決定権は企業側に移り、勝った側に大きな利益をもたらします。プラットフォームは生きるか死ぬかしかない極端なモデルなのです。

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このモデルもよくみると色々なところにあり、かなりの高収益(そのビジネスだけなら営業利益率20%以上)になります。他には以下のようなものがあります。

  • VHS(パナソニック)、ブルーレイ(ソニー)
  • Windows,MS Office(マイクロソフト)
  • ファミコン(任天堂),PS2(ソニー)
  • ヤフオク(ヤフー),タオバオ(中国アリババ)
  • ゼクシィ(リクルート)
  • リクルートエージェント
  • 楽天市場(楽天)
  • インフォマート

参考になった本はこれ。

05.ビジネスモデル①:アフタービジネス型

ビジネスモデルの中で一番メジャーなのが「アフタービジネス型」です。構造はシンプルで売る時だけではなく売った後も何らかの理由でお金をもらうモデルです。
有名なのはプリンターのインクです。プリンターの機械自体は実は赤字になるぐらい無理な値段設定ですが、裏腹にインク自体は極めて利益率が高くなっています。
ポイントは「なぜ、そんなに価格を高く出来るのか?」というところです。機械を買うときは通常の競争にさらされていますが、消耗品市場に目を落とすと、そこに競争が生まれていないことが分かります。競争が生まれていないということは、価格決定権が会社に移ります。つまり会社の最も都合の良い価格を設定することができるわけです。

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こういったビジネスを持っているところはほぼ例外なく利益率が高く、営業利益率が10%を超えるのが通常です。

  • プリンター(キヤノン、HPなど)
  • 携帯電話(ドコモ、KDDI、ソフトバンク)
  • エレベーター(東芝エレベータなど。上場企業は少なめ)
  • 給与ソフトなどサポート前提のソフト(オービック、弥生)
  • カラオケマシン(第一興商)
  • 会員制結婚紹介(ツヴァイなど)

企業レベルではありませんが、ノートPCのバッテリー、ひげ剃り機の替刃もこれに当たります。
どのビジネスモデルもそうですが、これは商品特性によって偶然発生するものであり、自力で生み出すことはなかなかできません。

04.優秀な企業の条件:「成長性」と「ビジネスモデル」

優秀な企業とは

優秀な企業を見つけ出す、これはなかなか厄介な作業です。
商品の魅力、市場環境、競合の状況、経営者の力量、社員の力、コスト体質・・・考え出すと何が大切なのかさっぱりわからなくなります。

僕なりにずっと答えを考え、そしてやっと出た結論は、邱永漢さんやバフェットさんが仰っている答えと同じでした。
企業の業績に最も影響を与えるのは、「経営者」よりも、「企業体質(社員)」よりも、「市場環境」と「ビジネスモデル(利益が出やすい仕組み)」です。

ちなみに、この二つの重要度でいうと「市場環境」>「ビジネスモデル」ですが、基本的には両方優秀である企業を選ぶことが重要です。

市場環境

市場環境の良し悪しを見極めるのはそんなに難しくありません。これまでの成長率の流れを見れば大体そのとおりになります。ニーズのトレンドはそんなに変わらないものです。
中国は伸びる、日本は横ばい。ITは伸びる。A社はこれまで15%ペースで5年伸びているから来年も10%以上伸びるだろう。そんな予測で十分であまり外れることもありません。
ですので売上が横ばいの業績の株。こんな株を5年持ってても大抵横ばいのままです。

ビジネスモデル

市場環境の次に重要なのはビジネスモデルです。僕が最も注目するのはここです。
市場がいくら上り調子でも競争が激しいと何の意味もありません。たとえば液晶テレビ、ここ10年ずっと市場は拡大し続けましたがどの企業もほとんど利益が出ていません。当たり前ですが伸びそうな市場はみんな飛び込んで値下げ合戦になるため、市場の成長を享受することはできないのです。
そう考えると世の中は、伸びる市場は競争で儲からない、伸びない市場はそもそも大して儲からないとなりどの株を買っても同じ事の様に感じてしまいます。
でも、実は様々な理由で「伸びるのに競争が少ない」という幸せな企業は確実に存在しており、その様々な理由のことを僕は「ビジネスモデル」と呼ぶのだと思っています。

また、このビジネスモデルを有する企業はごく一部の企業に限られており、上場企業の中でも5~10%程度といいうのが僕の見立てです。

参考:「成長する企業の条件」について

03.どんな株を選ぶか/割安な株とは

長期投資なのでルールは極めてシンプルです。

「①高成長、②ビジネスモデル、③割安」この条件を満たす株を買うだけです。

まずは説明しやすい割安株の選び方から考えます。

割安な株とは(PBRとPER)
株式の割安度を測る際に基本となる指標は、もちろん株価!・・・ではありません。A社とB社の株価を単純比較して何かを語ろうとする方をたまに見かけますが噴飯物です。株式は100%持った時にいくらかで考える必要があるので、

「株価」✕「総発行株式数」=時価総額

で考えるのが基本です。この「時価総額」と、財務諸表の「何か」と比較することで、割安度を測ります。


  • PBR:「時価総額」÷「純資産の部」

    株を買うとはB/Sの「純資産の部」を負担すると「いう事にほかなりませんから、まずはPBRが基本です。PBRが1を切っているということは、「その会社は赤字になる」と言われているのと同じことです。もちろん市場環境によって1以下になってしまうことは山ほどありますが、「赤字」と言われるようなレベルなのか??ということを考えながら買えばいいと思います。リーマンショックの時にJ-REITの多くの銘柄のPBRで0.3ぐらいになったため、驚きをもって買いに走り、よい成果を得ました(どの銘柄も2倍以上になりました。それでもPBRは1を切っていますが)
  • PER:「時価総額」÷「純利益総額」

    PBRの次に見るのは当然PERです。PERの逆数は株式益回りです。株式益回りとしては5%ぐらいがひとつの基準でしょう。PERにすると20です。

というわけで、PBR1以下をなるべく買う。PBRが1を越えている場合はPERは20以下。これが自分の割安株の購入基準です。その他の指標もありますが、この2つの指標を見れば8割型割安が判断出来ます。

02.なぜデイトレではなく、長期投資なのか

なぜデイトレではなく、長期投資なのか

私がデイトレではなく長期投資を選択する理由、それはその方が勝てる可能性が高いと信じているからです。
そもそも株というものはどんな株を買おうと様々な外的要因で乱高下するもので、リーマンショックはもちろんこと日々市場の影響を受けています。
僕の感覚ではその波の大きさは「半分~2倍」ぐらいのイメージです。つまり100ぐらいの実力株が外部の状況によって50から200なるにわけです。デイトレはこの50~200の波を読むゲームだと思いますし、僕が頑張ってもまぁ100が100になるのがオチでしょう。

5年間で2倍の業績になる会社を、普通の値段で買えばまず勝てる

でも、株とはそもそも100の投資で会社が頑張って1年後に120とかに膨らませるための仕組みです。ですので本当に優秀な企業さえ選ぶことが出来れば5年後に100が200の企業になってくれます。(ちなみに5年で2倍になるためにはROEが13%ぐらい必要です。厳密にはROEですが、売上・利益で見てもそんなにズレは無いと思います)
そしてこういう株(5年後に200になる株)を100の時に買っておけば、5年後には100~400ぐらいの幅になるわけですから、ほとんど負けはありません。
そう考えると、余計なことを考えず5年後に2倍の業績になる会社を選べばまず勝てる。そう考えて長期投資を選択しています。

01.投資方針

  • 投資スタイルは「成長、ビジネスモデル、割安」に合致する株を購入し中長期(3年から5年)保有。尊敬・参考にしている投資家は邱永漢さん、バフェットさんです。
  • 投資歴は9年ぐらい。最初の5年ぐらいは成長より割安重視(激安株重視)で購入してきましたが、勉強するに従い成長株を見直すようになり、現在は成長重視で激安ではなくても購入するようになりました。
  • ポートフォリオは中国株3割、日本株7割。「日本ではなく中国」という邱さんの意見に同意していますが、どうしても日本企業に目が行ってしまいます。日本株で買う場合は基本的にIT企業です。

参考になった本。

002.投資とは何だろう②

世の中は物々交換

良く考えてみると、世の中の殆どのものが物々交換による取引で成り立っています。 「お金」と「クルマ」、「お金」と「パソコン」、場合によっては「パソコン」と「服」なんていう交換もありますよね。

普段はあまりそういう考え方をしないと思いますがそう考えてみると、 「資産」を持つといったときは、まぁ何を持ってても「資産」ともいえるわけです。 もちろん交換の主役は「お金」ですから、それを持っているだけでもいいですが、 別に砂糖でも、金でも、パソコンを持ってても資産といえば資産です。

で、そんな世の中にあるものの内、 「持っているだけで増える(価値が上がる)」という不思議なものが3つだけあるんです。 世の中見回し見てください。何を持っていたら持っているだけで増えますか? パソコンですか?家具ですか? 一体何が持っているだけで増えるというんでしょう?

そんなものがあれば苦労しないよ。僕も気持ち的にはYesですが、では本当に無いのでしょうか?? 僕はあると確信しています。

持っているだけで増える3つのもの

持っているだけで増える不思議なもの。それは僕が知る限り3つあります。「お金」と「土地」と「株」です。この3つは本当に持っているだけで増えるのでしょうか。

「お金」は基本的に人に渡したくないものなので、人に貸す際には「金利」が発生します。
10,000円を年率1%で貸せば1年後には10,100円になり、その10,100円を年率1%でまた貸せば10,201円になります。もちろん相手が返してくれない可能性がありますので、そこには極めて慎重な判断が必要になりますが、世の中の平均で見れば年率で増えるより貸倒れの率の方が低いので「お金は増える」と言って良いと思います。

次に「土地」です。多くの人は駐車場を借りていると思いますが、その駐車場を貸している人の状況を考えてみると理解はそんなに難しくないと思います。駐車場は10年経っても1cmも小さくならず何も変わりません。しかし、その10年間はしっかり利息のようなものを生み続けます。

最後に「株」です。株とは、株式会社へ投資する代わりに会社への支配権を持てる仕組みのことです。例えば1,000万円の資金で会社を興す場合、1,000万円を会社に投入する代わりにその会社の全株式が手に入ります。仮にその会社が100万円の利益を上げればその100万円は原則として株主のものとなり、配当金として株主に戻すなり一部会社に残して次の1年の企業成長のために使うなり判断することができます。ただ株の場合は、会社が損失を出したときはその分だけ最初の1,000万円が毀損していくことになりますので、「お金を貸す」よりもハイリスクハイリターンの関係にあります。

1,000万円をスタートにして会社を始めるのにかかわらず、優秀な企業にになると100億以上の売上、10億以上の利益を上げるようになる現実を考えるともしかしたら一番夢のある資産かもしれません。孫正義さんはYahooの黎明期に株主になりましたが、Yahooの成長とともに兆単位のとんでもない資産になりました。
株についてはつい株式市場の価格が気になってしまいがちですが、会社の利益は株主のものでありつまり会社の成長=株の成長ということが本質ですし、企業が利益を出すその利益分が株の本質的な成長です。

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投資とは、つまるところこの3つ(お金、土地、株)をどう持つかということに他なりません。

よく「どの投資信託がいいの?数千種類もあるらしいけど・・・」なんて言う人がいますが、結局この3つのどれかに入り、あとは運用コストを見るぐらいなので選ぶべき投資信託なんか10ぐらいしかありません。

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