お金が落ちていることはあるが、落ちているお金を拾えと言う人はいない

お金が落ちていることはあるが、落ちているお金を拾えと言う人はいない

私が心に刻んでいる格言のような言葉です。

冗談のような投資詐欺が世の中から無くならない一方で、多くの日本人は「うまい話はない」と良い話自体を忌避しがちです。私にはどちらも現実が見えていないように感じます。

世の中が完全な公平・合理的になることはありません。世の中には「情報の非対称性」「人間がそもそも持つ非合理な行動」、「ランダム性(運)」があるため、いくら突き詰めても完全な公平・合理的にはなりえ無いのです。
一方、うまい話は見つけた人が黙って味わうものであり、人から紹介されるものでは無いというのも重要な原則です。特に紹介者が下手に出ていたり、面倒な作業をしている場合は間違いなく詐欺的なハナシです。
例えば、不動産投資の電話。罵声を浴びる可能性もあるのにその人はなぜ必死で電話をかけているのでしょうか。Web上に必死で広告を出している儲け話。儲け話をなぜお金をかけて広告する必要があるのでしょうか。知り合い程度の人が持ちかける儲け話。人との距離をつめるのはラクじゃないはずなのに、なぜそのエネルギーを使っているのでしょうか。
うまい話は自分で探すものであって、人が教えてくれるものではないのです。
お金が落ちていることはあるが、落ちているお金を拾えと言う人はいない
この当たり前の原則に気づけば、自分に届いたおいしい話がどれぐらい危険か分かります。

では、株式投資はうまい話なのか、避けるべき話なのかなのでしょうか。やっぱりこれも本人が本気で考え抜くしか答えは出す方法はありません。

私は考えぬいた結果、「成長」「ビジネスモデル」「割安」が揃っていればうまい話だと確信し、投資をしています。