テレ朝のハゲタカに刺激されて、久しぶりにNHK版のハゲタカを見ました。何度か見たはずと思いながら軽い気持ちで見たのですが、改めてそのクオリティの高さに驚愕し思わず記事にしてしまいました。
今まで見たことのない方や一度見たけど記憶が薄れてる方、全力でオススメします。
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①無駄のないストーリー
まず驚くのは6話だけのドラマにもかかわらずその内容の濃さです。1話ごとで話が完結しており、それぞれ十分に面白いのですが、6話全てを見ることによってこのドラマが伝えたいテーマがが大きな流れとして理解できるようになっています。原作の小説を読んだこともあるのですが、2冊分の大作のエッセンスをよく抜き取ってここまで整理し直すことができると感心します。あっという間に見てしまいました。

②登場人物(鷲津、柴野、三島、西野)の交錯が完璧
ファンドマネジャー「鷲津」、銀行員「柴野」、ジャーナリスト「三島」、老舗旅館の経営者の息子「西野」。4人それぞれ違う立場なのですが、ストーリーの中で繰り返し交錯し、そして少しずつ繋がっていきます。それぞれが出会う場面では常に「引っかかり」のようなものが残るのですが、そのピースが少しずつ揃っていくような興奮を覚えます。途中からシナリオをコロコロ変えるようなドラマの作り方ではできない演出です。

③株主・企業とは何かを深く考えされられる
ストーリーは題名の通りハゲタカファンドによる買収が中心なのですが、フィクションとは思えないほど丁寧に作り込まれています。「ゴールデン・パラシュート」「プロキシーファイト」「ホワイトナイト」「TOB」などの専門用語やそのスキームももちろん目を引くのですが、それ以上に株主、経営者、従業員それぞれの利害が生々しく描写されていて、没入してしまいます。
会社生活を20年ぐらい過ごした個人投資家として改めてこのドラマを見ると、それぞれの立場がよりくっきりと見えてきて、株主・企業にとっての最善策とは何なのだろうと考えさせられます。

最高傑作のドラマです。ぜひどうぞ。