じげん(3679)の個人投資家向け会社説明会に行ってきました。
場所は野村證券青葉台支店。参加者はおじいちゃん、おばあちゃん中心で30名。少し浮いてました。
説明者はじげん寺田CFO。元シティグループ証券会社でアナリストをされていた方で、安定感を感じさせる方でした。

【参考】企業分析:3679じげん(4.0)
説明内容は機関投資家向けのものと大きくは変わりませんので割愛します。
ログミーファイナンスさんの記事をリンクしておきますのでご参照ください。
「じげん、上場来19四半期連続の前年比増収増益に トレードカービューの事業取得を決定」

■Q&A
※メモをまとめただけなので、言葉の言い回しなどは正確ではありません。そのレベルの情報としてご活用ください。

Q :ビジョンとして一兆円企業を目指していると思うが、現在は売上130億円ぐらい。これからの成長をどのような方向で考えているか。
A:基本的な方向性は二つ。1つ目は今の市場での拡大。資料にもあるが求人広告市場、不動産広告市場は非常に広大で、それぞれ1兆円以上の市場規模がある。この中でシェア5%でも1000億円程度で、今の10倍の大きさになる。既存市場はテクノロジーなどの活用が弱い会社も多いので、取り込んでいくイメージ。もう一つは領域の拡大。これはこれまでやってきた自動車、旅行のような広げ方を考えている。

Q:M&Aには定評がある企業だと思うが、今後のM&Aの規模はどれぐらいを考えているか。三光アド、アップルワールドは数十億円程度だったが、それ以上のレベルを考えているか。
A:M&Aの規模の上限は基本的に定めていないが、のれんの金額が自己資本の額を上回らないようにしている。成功しなかったが100億レベルの案件を真剣に検討したこともある。現在はそのような大きい案件は検討しておらず、大きくても数十億円のもの。

Q:平尾社長が個人の投資として、インドのDroomという会社に34億円出資したというニュースを見た。じげんにつながるような話はあるか。
A:現時点では一切関係ない。平尾自身の視野が広がるといった効果はあるかもしれないが。

Q:今後の戦略。特にEX事業の位置づけと今後の方向性を伺いたい。リジョブのようなカテゴリーキラーを中心とした成長か、アグリケーションサイト(EX)の成長か、どちらを重視するのか。
A:現時点でEX事業は会社全体の3割程度になっている。EX事業も着実な成長を進めるが、EXの割合を増やしていくような方向性ではない。

Q:EX事業についてCMを打つといった施策は考えているか。現在は「検索ワードに引っ掛かかるようにSEOを行い、行ってみたら良いサイトだったので使ってくれた。」というビジネスだと思うが、顧客の純粋想起という感じではない。ここをひっくり返すようなアプローチは取るのか。IndeedなどはCMを毎日やっているが。
A:費用対効果からCMを打つようなことは考えていない。CMを打つと利益を下に潜らせるようなことになる。ただ、リジョブなどカテゴリーキラーも出てきているので、そういった事業で必要な場合は検討する可能性はある。

Q:じげんの株価が下がっている。元証券会社アナリストとしてどう見ているか教えてほしい。
A:答えづらい立場ですが、今年は成長株中心に下落しておりそれにあわせた下落だと捉えている。

Q:トリプル25(営業利益成長率、営業利益率、ROE)はまだ継続しているのか。また今度も継続するのか。
A:トリプル25は、2016年に立てた2020年度までの中期計画。計画より前倒しで成長してきた上に自己資本比率も高くなってきている。次の中期計画は現状を踏まえて新たに策定するつもり。

■感想
アグリケーションサイトは、認知度ではなくSEOを駆使して低コストで集客するビジネスモデルである一方、ブランド力などが付きづらい弱みがあるのでそこを中心に確認しました。
結論としては無理にEXサイトのブランド化は行わず、M&AとPMIを駆使して、リジョブなどカテゴリーキラーも増やしながらの成長を目指してることがわかりました。
「保守的に事業運営をしながら成長する」という変わった会社であることを再認識しました。