昨年12月にビットコイン購入の記事を書いて約1年が経ちました。

ついに買いました!ビットコイン!(2016/12/3)
IMG_0688

この1年は絵に描いたようなバブルが起こりビットコインの価格は約10倍になりました。10倍を一つの目安にしていたので、小休止という事で本日半分売却しました。(まぁ、大した金額ではありません)

ビットコインの見方については1年前から変わっていませんが、1年保有した事でいくつか実感したことがあります。

ビットコインの今年の上昇はやはりバブル
ビットコインの本質的な価値は「通貨としてのプラットフォーム」だと考えていますので、価格が10倍になったのであればビットコイン活用シーンが10倍に増えているというのが自然な姿だと考えています。しかし実際のビットコインの利用シーンはまだまだ限定的で、今の価格上昇を説明できるものではありません。この 1年の急上昇はやはり投機的な理由だと思います。

適正価格がわからない
一方で、保有し続けて強く感じたのは「ビットコインの適正価格はわからない」という不思議な感覚です。
土地や株の価値は基本的には「利回り」を軸に評価ができます。不動産の利回りが2%だったり、日経平均のPER50(株式利回り2%)というのは、明確に割高だと判断できます。
一方でビットコインの場合は元々価値はゼロですので、何をもって適正価格と言えるのかがよくわかりません。結局、昨日の価格や先月の価格が頼りとなってしまい「値上がりその価格が正しい」という適正価格の謎の修正が行なわれてしまいます。そしてプレイヤー増加を背景に、この「適正価格の修正」が繰り返されて価格は上昇し続けていきました。
今後どうなっていくかはもちろんわかりませんが、プレイヤーの増加が止まったあたりで本来価値を探るような流れになると見ています。

■ビットコインの分裂(ハードフォーク)が止まらない
ビットコインのプラットフォーム維持についても課題が残っています。今のビットコインは決済スピードが遅く決済用通貨になれるだけの能力を持ち合わせていないという問題があります。これを改善するためにはビットコインの仕様を変更する必要があるのですが、これがうまくいっていません。要はファミコンが古くなったので、スーパーファミコンを考えようという話なのですが、ファミコンを改良して強化していくのか、新たな機種を用意するのかで結論が出せないまま一部のメンバーが勝手に新機種を作り初めています。
ビットコインキャッシュ(BCH)という通貨がビットコインから分岐(ハードフォーク)して生まれましたが、「それなりに価値がある」という評価を受けてビットコインの1割程度の価値が付きました。この現象を見て「勝手に派生させれば儲かる」というトレンドが生まれ、通貨分岐(ハードフォーク)が乱立しかけています。一方でファミコン改良のストーリーも技術的な問題が多いため進んでいません。

つまり、ビットコインは通貨としての期待に応えられる状態にはまだなっていないということです。もしこの状態が続くのであれば、他の仮想通貨などにNo.1プラットフォームの座を明け渡す可能性もあります。

そんなわけで、まだまだどうなるかわからないビットコインですが、今後は残り半分を握りしめて穏やかな気持ちで行方を見守ろうと思います。