世の中には儲かる企業とそうでない企業があります。こう書くと何だかバカみたいですが、何がこの二つを分けるかは非常に重要なテーマです。私は株式投資を始める前からずっとこのテーマについて考え続けていて、私の中では概ね結論が出ています。

経営者、ビジョン、戦略、市場環境、営業力、技術力、コストダウン力、ビジネスモデル・・・

企業の業績に影響を与える要因は山ほどありますが、これらのうち最も重要なのは、①市場環境、②ビジネスモデルだと考えています。

ニーズがあって競争に勝てれば良い

企業活動を突き詰めて考えると、何より重要なのはニーズであることに気づきます。ニーズがないところにはビジネスはなく、全ての強みは無意味です。そしてこの「ニーズ」は企業内部から生み出すことが想像以上に困難です。日本中のほとんどの企業が成熟市場に悩んでおり、潜在ニーズを掘り起こすなどと経営者が旗を振っていますがなかなかうまくいきません。
その一方で、ニーズは一度火が点くと通常は数年から十数年間ぐらい継続する性質があります。マーケティングで有名なプロダクトライフサイクル論はこのニーズの移り変わりを表現したものです。ですので成長株投資をする際は「そもそもニーズが溢れているか」が何よりも重要になります。
ニーズの次に重要なのが「競争で勝つ」ことです。いくらニーズがあってもそこで勝ち残らなければ株は紙くずになります。競争で勝つと言っても、孫子がいうように「戦わずして勝つ」が最良の策であり、バフェットさんの言う「お堀で囲まれたビジネス(≒優秀なビジネスモデル)」があるとその理想に近づきます。プラットフォーム型独占はその最たる例です。

そしてやむを得ず戦わざるを得ない状況、つまり戦って勝つ為に必要な能力として、経営者の統率力、シェア、社員、戦術、強み(技術、コスト)などの要因が出てきます。
図10

株式投資の世界では企業を自由に選べますので、この優先順位で選択できますし「ニーズに溢れ、戦わずして勝つ」という夢のような企業もたまに存在します。私がたまに使う「ビジネスモデル8、経営者2」という表現はこういった考え方をベースにしています。

そして株式投資では株価の視点も必要ですので、これらの考え方に株価を加え「成長、ビジネスモデル、割安」を私の投資軸としています。


儲かる企業に中長期投資。投資法にはいろんなタイプがありますが、私が目指しているのはこんな投資法です。


#異論反論大歓迎です。